ケ・サラ・サラ

生活の記録

東京の全てが止まる前日

「オレのことはいいから、うし子さんのいいタイミングで帰って、よろしく(要約)」みたいなメールが上司から昨日、午前中にきた。会社からの帰れメールもかなり早い時間に届いていた。よし!帰ろう!と1時間に1回のペースで、後半は自分に言い聞かせるような感じで声に出し、結局いつもの時間まで職場にいた。

 

帰りの電車は普段より混んでいて少し遅れも発生していた。それでもいつもの金曜日という雰囲気だった。のんびりと二子玉のフードショーに立ち寄る。美味しいお弁当を買おうと心の奥に少わくわくした気持ちを抱えていた。

何もない。

何もない…なんてある…?フードショーだぞここは。閉店時間はまだずっと先だし、いつもならこれから夕飯を買い求める人々で賑わい、値引きが始まってデパ地下が盛り上がりを見せる時間なのに。はっとする。そうか。そういうことか。皆さん備えていらっしゃるのだな。

 

併設するスーパーに寄ってみるも、店内は大勢の客でごった返していた。パン、缶詰、ラーメン、果物、冷凍食品の棚は空っぽで、ピザやシリアル類もほとんどなくなっていて、レジには長蛇の列ができていた。焦る。なんか俄然焦ってきた。そういえば今朝、職場のそばのナチュラルローソンの店内で1番目立つ棚には缶詰が並んでいたことを思い出した。オシャレなサバ缶や高級なアヒージョの缶詰が目に入り、家呑みのすすめ?缶詰フェア?などと考えた呑気な自分。ナチュラルローソンも台風への備えを打ち出していたのか。そんなことを思いながらスーパーの中を彷徨って一体何を買えばいいのか思いつかず、長蛇の列が尚成長し続けているのを見届け、力尽き、とりあえず帰宅することにした。

 

駅の近くのコンビニに駆け込んだ。コンビニには、パン・ラーメンはひとつもなかったけど缶詰や冷凍食品はたくさんあった。気持ちが落ち着いた。冷凍のうどんや大学芋、牛乳やチーズ、キャベツの千切りなどを買った。店内のいたるところに、明日はお休みしますと貼り紙があった。

電車も動かずお店も休み…明日は首都圏は本当に止まってしまうのだ。静かな都心の様子を見てみたい…どこもかしこも閉まっている都心の街並みを歩きたい…とふと思った。電車が運休で行く手段がないけど。

 

外に出るとまだ雨は小降りで、もう家は近く、とりあえず買い物もしたし、やり遂げた…みたいな気持ちで悠々と歩いて帰った。

台風はこれからやってくる。