ケ・サラ・サラ

生活の記録

脱出のキーワード

髪の毛を切ってカラーをしてもらって少し気持ちも軽くなった。

去年家の近くに良い美容室を見つけて、以来ずっと通っている。担当のスタイリストさんがカウンセリング、シャンプー、カット、パーマ、カラー、ブロウまでの全てを行う、ひとりがひとりにじっくり時間をかけるスタイルのお店だ。

ぽつりぽつりと話したことをよく覚えているとてもかわいいお嬢さんが担当してくれている。絶妙の距離感覚をお持ちだな…といつも感じる。毎回なんとなく資質とか向き不向きの意味を考えさせられている。

 

鏡の前に座ってどういう感じにしたいのか、髪の長さや色についてひとしきりインタビューを受けた。ではよろしくお願いします、とお互いに鏡越しにぺこりと頭を下げた。と、すぐに、うし子さんにお礼が言いたかったんです!ありがとうございます!と言われた。何も思いつかずポカンとしてる私に

前回来たときに、突然蕁麻疹が出るようになった、今まで特にアレルギーもなくて何がきっかけかもわからずとりあえず薬で症状は治まっているけど改善はされていないんですよね…と困り顔の彼女に、私が話した体験談のようなことがきっかけですっかり蕁麻疹が治ってとても感謝している、髪の毛は何もしなくてもいいからお店に来てくれればいいのに、会ってお礼を言いたいと思っていた、と興奮気味に話してくれた。

 

数年前突然蕁麻疹が顔以外の全身に出るようになった私は、2年近く毎日欠かさず抗アレルギー薬を飲んでいた。体中に紅い凸凹が突然現れることは体内で何か異常事態が発生しているサインなわけで、原因もわからずとても不気味で怖かった。ある日ぎっくり腰になった。3日間痛みで起き上がることもままならず仕事を休み横たわる毎日が続いた。ぎっくり腰を境に蕁麻疹が出ることはなかった。全意識が腰に向かい蕁麻疹のことを1ミリも気にしないでいたからだと思う、というようなことを話したのだった。

 

彼女は、その時はなるほど~と思って、他に意識の向くようなことは特に起きず相変わらず蕁麻疹と共に生きていて、ある日美容室の前後の鏡越しの自分のお尻がすごく垂れていることに気づき、知らない間にこんなことになっていたのかと、仕事柄体の前面は常に見ているけど後ろ姿には全く関心がなく、突然の加齢を目の当たりにしてショックで、トレーニング方法を調べとにかく尻尻尻と臀部に意識が向いた結果蕁麻疹が治りました!との報告だった。意識を違う方向に向けるって大事だし、ほんとに目から鱗で、ほんとにそうだなーと思ったんですよ!と興奮していた。

良かったね〜尻〜!と笑いあった。

彼女は続けて、先週美容室のお客さんで、蕁麻疹に悩んでるって人がいて、話を聞いたら自分の症状と同じだったので、この話をしたんですよと言っていた。啓蒙活動だ。

もしその人も何か別のことに意識を切り替えてそれで治ったらすごいねと、本物だねと語り合った。

 

私は、こんな蕁麻疹つながりある…?そっちのがすごいよ…と考えていた。

 

意識を違うところに向ける…なるほど…

こういうなんかキーワードっぽいことが全然違う方向から飛び込んでくることってあるよね。ヒントというか、きっかけというか。

さて何に意識を向けようかな。