今からサラリ堂

ジムとプールと英語とごはん

夕焼けのピンク 琴線と涙腺

うし子です。

にゃー。

これ、忘れがちですね。

 

 

ジムの帰りに大好きなイタリアンでごはんを食べたときのお話です。

 

そこは、どのお料理も美味しくとても丁寧に作られていて

でもリーズナブルで、

お店の方がお客さんをとても大切に扱ってくれて

オープンマインドで。

行くと必ず幸せになれる、お話の中に出てきそうなお店です。

  

その時、私は背の高いグラスでスパークリングワインを飲んでいて、

食べたかったお料理がサーブされてるのに気を取られ、

ガシャーン!と大きな音とともに

食べかけの前菜のお皿の上にスパークリングのグラスを倒してしまいました。

 

すぐに席に来てくれたフロアの方にごめんなさいと言うと

「何をおっしゃる」とにこにこしながら、さっと飛び散った飲み物を拭き取り

すーっと前菜のお皿を下げて、

別の小さなお皿にとても可愛らしく盛り付け直して、どうぞとテーブルに持ってきてくれました。

 

その一連の流れが優しさに満ち満ちていて

押し付けがましくなく…

その上「何をおっしゃる」って。

 

グラスを倒して飲み物をぶちまけたこと、和やかなその場の空気を一瞬分断した事実をなかったことにする優しさの最上級じゃないですか?

 

most kindestでgentlestでnicestですよね!

(私の中学生英語を遺憾無く発揮しますよ)

 

「ごめんなさい」「何をおっしゃる!」

何それ…めっちゃ良い…めっちゃ良いよ!

 

声のトーンとか笑顔とかすべてがその時の私にはパーフェクトで、

胸がきゅっとなりました。

 

 

このお話にはまだまだ続きがあって。

 

その後少し経ち、キッチンにいたオーナシェフがお料理をテーブルに持ってきてくれた時、

ごめんなさい、さっき…と言いかけた私に彼は

「何のことですか?」 とにっこりと返したんですよ。

 

「何のことですか?」って。

グラスを倒して飲み物をぶちまけた、和やかなその場の空気を一瞬分断したあの

ガッシャーン…

という大きな音。

みんなびくっとなるあの音がけっして広くはないお店に響きわたったのに。

ガッシャーンシャーンシャーンシャーン…て。

 

「何のことですか?(含:何かありました?全然知らなかったですよ、僕はもちろんきっと誰も気がつかなかったですよ)」って。

 

 

ちょっともー!なんなの!

kindestでgentlestでnicestなguysですよね!

知ってたけど!

 

「何をおっしゃる!」「何のことですか?」の

リフレインが止まりません。

 

 

こんなおふざけがすぎる感じで書いてますけど

その時私はふたりのスタンスが心からうれしくて胸に響いて感動してました。

ちょっとね、もう泣きそうな感じでした。我慢したけど。心の中では感涙に咽んでいました。

 

 

うまく言えないんですが、

私はこの小さな出来事から「赦し」を感じたんだと思います。

 

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帰り途の夕焼け。

この空の色がもうやばいでしょ…

 

きっとこれから夏の夕方のきれいなピンク色の空を見上げると

私だけの赦しのリフレインが止まらなくなると思います。

 

 

とある夏の日の

触れまくってゆるみまくったお話でした。